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刑事弁護士の仕事紹介 示談和解

2019-05-24

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、日本では数少ない刑事事件・少年事件だけを専門に取り扱う全国的な刑事総合法律事務所として、法律相談、捜査弁護、公判・審判廷における法廷弁護、更生や社会復帰支援まで刑事事件・少年事件の全過程における弁護活動を行っています。刑事少年事件に興味のある司法修習生、法科大学院生、法学部生向けに、当事務所における刑事弁護士の仕事概要をご紹介致します。今回は、刑事事件・少年事件の処分や裁判と密接な関りを有する示談・和解交渉について紹介致します。

「被害者の代理人を名乗る人物から高額な示談金を払えと言われました。怖いし、どう対応したらよいでしょうか。」

「被害者の方に謝罪と賠償がしたいのですが、連絡先が分からないし、警察官も取り次いでくれません。」

刑事事件・少年事件における示談和解交渉の悩みは様々ですが、共通するのは当事者相互の法律知識の乏しさによるトラブルのリスクです。法律相談に来た段階ですでにトラブルが顕在化してしまっているケースも多くあります。不当に高額な金銭を請求したりされたり、示談書又は和解書面の不備によって紛争が蒸し返されたり、中には恐喝事件に発展してしまうものもあります。示談や和解の成否及びその内容は、刑事事件・少年事件の処分及び当事者の今後の生活に大きな影響を与えることから、正確かつ迅速な対応が求められます。

当事者が納得でき且つ犯罪の再発や二次被害を抑止できる内容を示談交渉で提示できれば、当事者間の禍根と不安を取り除き、事件後の生活再建の後押しをしてあげることができます。そのような示談交渉・和解交渉ができるのは、法曹三者の中でも、法律知識を備え当事者の代理人になることができる弁護士だけです。逮捕・勾留による身柄事件の場合、厳しい時間的制約の中で、精神的に追い詰められた事件当事者の間に入って、当事者が納得でき且つ犯罪の再発や二次被害を抑止できる内容を考え出すのは本当に過酷な作業です。

刑事弁護士は、迫りくる期限の中で、事実を詳細に検討し、当事者の気持ちに思いを致しながら示談書案・和解案を練り上げます。刑事事件・少年事件の弁護士には、事実に正面から向き合って、当事者の怒りや不安を払拭できるよう粘り強く交渉を続けることが求められます。時には当事者間の気持ちの隔たりが大きく、一度の交渉では示談がまとまらなかったり、そもそも話し合いの機会を設けてもらず解決の糸口が見えなかったりすることもあります。そんな時は、少し時間を空けて、怒りや悲しみ、不安・心配といった当事者の気持ちを少しでも和らげれられるように示談条項・和解案を練り直し、当事者が納得して歩み寄れるよう誠意を持って何度でも交渉を続けます。とても大変な作業ですが、示談や和解が成立した際に当事者の方が見せてくれる安堵の表情が何よりの報酬です。

示談和解以外にも刑事弁護士の仕事内容に興味を持たれた方は弁護活動一覧を御覧ください。事務所訪問又は採用応募についてご興味又はご質問のある方はエントリー・説明会参加フォームからお申し込み下さい。

刑事弁護士の仕事紹介 身柄解放

2019-05-10

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、日本では数少ない刑事事件・少年事件だけを専門に取り扱う全国的な刑事総合法律事務所として、法律相談、捜査弁護、公判・審判廷における法廷弁護、更生や社会復帰支援まで刑事事件・少年事件の全過程における弁護活動を行っています。刑事少年事件に興味のある司法修習生、法科大学院生、法学部生向けに、当事務所における刑事弁護士の仕事概要をご紹介致します。今回は、釈放・保釈など身体拘束からの解放に向けた弁護活動についてご紹介致します。

刑事事件・少年事件において、刑罰と並んで当事者の社会生活に大きな影響を与えるのが逮捕・勾留をはじめとした身体拘束です。逮捕又は勾留にがなされると警察署の留置場や拘置所などに強制的に身体を拘束され、会社や学校に行くことは許されず、社会と隔離された状態で取り調べ等の捜査及び裁判を受けることになります。事件によっては、接見禁止決定により、弁護士を除き家族関係者などと一切面会できなくなることもあります。理由なき逮捕・勾留による身体拘束は、失職、退学又は家族生活の崩壊など日常生活に甚大な悪影響を与え、市民の日常生活を困難にします。対象者の人生を破壊する結果を招くこともしばしばです。

理由なき不当な逮捕・勾留は今日も存在しています。適正手続の保障を欠いた違法な身体拘束は後を絶ちません。そのような違法・不当な身体拘束から当事者を解放し、刑事司法の適正化と国民の生活保障を実現するために、刑事弁護士は捜査機関と対峙して徹底した身柄解放活動を行います。身体拘束による日常生活の崩壊は待ったなしです。身柄解放活動にはスピードが求められます。警察による逮捕後、10日間の勾留が決定されるまで、最大でも72時間しかありません。多くの事件では、逮捕等の身体拘束の機会は突然訪れるため、実際に刑事事件・少年事件の弁護依頼があった時点では残された時間が殆どないこともあります。弁護士は、限られた時間の中で、事件関係者の声に耳を傾け、事実と証拠から身体拘束を認めるべきでない事案を見つけ出します。そして、検察官や裁判官に対して、意見書や準抗告申立書などの書面と面談等により、逮捕・勾留が不当・違法であること、身体拘束の必要性がないことなどを論理的に法的に説明します。

刑事弁護士による身柄解放の主張は裁判所に受け入れてもらえないことも少なくありません。そんな時には、事実と証拠を洗い直して、論理を補強して、身体拘束の違法性・不当性を再度裁判所に訴えます。一度の申立・主張で身柄解放が認められなければ、認められるまで何度でも繰り返します。人質司法と揶揄されることもある日本の刑事司法では、裁判所によって身柄解放を認めない厳しい判断がなされることもありますが、だからこそ理由なき逮捕・勾留を阻止して事件関係者の身体拘束が解かれたときの安堵感は言葉では表せないほどです。弁護士の迅速な身柄解放活動は、多くの市民の人生を支え、公正な刑事司法を実現する第一歩となります。妥協は一切許さず、刑事弁護士の戦いは今日も続きます。弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、身柄解放に向けた労を惜しまない姿勢とたゆまぬ努力によって、1年間で100件を超える釈放・保釈実績をあげています。

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刑事弁護士の仕事紹介 接見面会

2019-05-03

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、日本では数少ない刑事事件・少年事件だけを専門に取り扱う全国的な刑事総合法律事務所として、法律相談、捜査弁護、公判・審判廷における法廷弁護、更生や社会復帰支援まで刑事事件・少年事件の全過程における弁護活動を行っています。刑事少年事件に興味のある司法修習生、法科大学院生、法学部生向けに、当事務所における刑事弁護士の仕事概要をご紹介致します。今回は、弁護活動の出発点となる接見面会です。

逮捕勾留による身体拘束はある日突然起こります。逮捕勾留された被疑者・被告人は、その瞬間から、警察の留置場や拘置所で身体を拘束され、外に出ることはおろか外部と自由に連絡を取ることもできない孤独な状態に置かれます。突然の逮捕・勾留による身体拘束は、拘束された市民とその家族の社会生活を一変させます。会社や学校に行くことができず免職や退学のリスクが生じたり、報道過熱や風評被害で家族が地域社会に住めなくなったり、収入が途絶えて家計が維持できずに家族が離散したりするなど日常生活に大きな悪影響が生じます。特に、理由なき身体拘束は刑事事件・少年事件関係者及びその家族など多くの人の人生を壊すことになります。弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所には、逮捕勾留された被疑者・被告人との接見面会を求める緊急の連絡が毎日のように入ります。接見面会要請の連絡が入ると、それまで和やかだった弁護士の雰囲気が変わり、厳しい表情で接見面会に急行します。

刑事事件・少年事件の多くは突発的に発生するため、弁護士が事件当事者又は関係者との接見面会前に詳細な事件情報を持っていることはあまりありません。詳細な事件情報を把握していない弁護士が弁護人又は弁護人になろうとする者として事件当事者に会うことの出来る接見や面会は、刑事事件・少年事件について当事者から情報収集をするとともに、彼らと信頼関係を構築し不必要な身体拘束からの解放へとつなげる弁護活動の出発点です。接見や面会では、冤罪を訴えている被疑者・被告人を励まし、加害者を諭し、傷ついた被害者を思いやるために彼らの話に耳を傾けます。事件の大小に関わりなく、多くの刑事事件・少年事件はここから始まります。取り調べや捜査の状況は刻一刻と変化するため、接見室や面会室における弁護士の判断とアドバイスが、刑事事件・少年事件の手続の流れや処分に影響を与えます。面会した当事者から、違法な捜査・取り調べの訴えを聞くこともあれば、当事者の処分や人生を大きく左右するような秘密を打ち明けられることもあります。接見や面会で緊迫する一瞬です。

それでも接見室・面会室では、当事者を不安にさせないために、努めて穏やかに冷静に話をします。当事者の話に真摯に向き合い、違法な捜査・取り調べを抑止するため、そして不当な身体拘束を防いで社会復帰を実現するため、刑事弁護士は接見・面会に向かうのです。あいち刑事事件総合法律事務所では、労を惜しまない多数の接見・面会と身体解放活動に向けたたゆまぬ努力によって、年間100件を超える釈放・保釈実績を上げています。接見面会以外にも刑事弁護士の仕事内容に興味を持たれた方は弁護活動一覧を御覧ください。事務所訪問又は採用応募についてご興味又はご質問のある方はエントリー・説明会参加フォームからお申し込み下さい。

刑事弁護士の仕事紹介 法律相談

2019-04-26

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、日本では数少ない刑事事件・少年事件だけを専門に取り扱う全国的刑事総合法律事務所として、法律相談、捜査弁護、公判・審判の法廷弁護活動、更生や社会復帰支援まで刑事事件・少年事件の全過程における弁護活動を行っています。刑事少年事件に興味のある司法修習生、法科大学院生、法学部生向けに、当事務所における刑事弁護士の仕事概要をこれから何回かにわたってご紹介致します。今回は、全ての弁護活動の端緒となる法律相談についてです。

法律相談は、接見や面会と並ぶ刑事事件・少年事件の弁護活動の出発点であるとともに、弁護士と市民とをつなぐ数少ない場でもあります。弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所には、毎日、刑事事件・少年事件に悩む多くの市民の方から様々な内容の法律相談が持ち込まれます。刑事事件・少年事件に悩む相談者は、会社員、役員、学生、主婦、フリーター、公務員、教師、教授、医師、代議士、国家資格者、留学生、一時滞在外国人など社会的地位も多種多様です。相談内容も、刑事事件・少年事件の手続の流れ、捜査機関の捜査への疑問、処分の見通し、解決方法、学校や会社への対応方法、報道やSNSなどによる情報拡散の不安、風評被害の心配、海外渡航への悪影響、家族関係や今後のキャリアへの悩みなど多岐にわたります。

刑事事件・少年事件は当事者にとっては人生のかかった一大事です。相談者だけでなくその家族にも重大な悪影響が及んでしまうことも珍しくありません。そんな刑事事件・少年事件に巻き込まれて助けを求めている市民の方が利用できる弁護士との数少ない接点が法律相談なのです。慣れていない相談者であれば、事情をうまく説明できない方もいらっしゃいます。問題点や法的に重要な事実かがわからずに、重要なことを話しそびれてしまう方や相談したい内容がわからない方もいらっしゃいます。感情が昂ぶって気持ちの整理のつかない方や、泣き出してしまう方もいらっしゃいます。

そんな法律相談に対応する弁護士には、依頼者の話に耳を傾けて、各々の相談内容に応じて、限られた時間の中で、事実を正確に聞き取り、法律的な観点からリスクと対応方法をわかりやすく的確に案内することが求められます。該当する条文や罪名はもとより、捜査機関によるの立件可能性や身柄拘束のリスク、報道リスク、損害賠償請求の可能性とその額、示談や和解の可能性、就業先・就学先への影響、家族関係やキャリアへの悪影響など様々な事情に気を配りながら相談対応を行います。準備や対応は大変ですが、法律相談だけで悩みや事件が解決することもあれば依頼後の弁護活動の指針を決める重要な情報が得られることもあるので、弁護士自身の知識確認と成長につながる実感があります。何より、来た時には表情の曇っていた相談者が晴れやかな顔になって帰っていくのを見るときには弁護士としての存在意義を実感できるのです。

法律相談以外の刑事弁護士の仕事内容に興味を持たれた方は、弁護活動一覧を御覧ください。弁護士採用求人情報の詳細をご覧になりたい方は弁護士募集要項を御覧ください。事務所訪問又は採用応募についてご興味又はご質問のある方はエントリー・説明会参加フォームからお申し込みを受け付けています。

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